【STORIES】開発のきっかけ①

皆さま、こんにちは。株式会社DRAVIDIAです。
STORIES今回は当社で開発中の国産AIスピーカーの開発のきっかけについて残しておきたいと思います。

約10年前の2013年春先、当社代表が務めていた会社で企画したスマートハウスプロジェクトでの取組みのことです。
そのスマートハウスサービスは、あるハウスメーカー様との協業で『スマホで操作できる家』というコンセプトでリリースし、当時音声認識可能なバーチャルアシスタントが搭載されたスマホが話題になっていたことや、トップタレントを起用したCMも全国に流れたことで非常に話題にもなりました。

以降、他のハウスメーカーや家電メーカーも追随するように似たような音声認識関連のサービス開発やPoC(Proof of Concept:概念実証)を実施するようになっていきました。
まさにどこもかしこもマンマシンインタフェースと呼ばれる人間と機械が情報をやり取りする時代の幕が開けたかのような雰囲気が流れていたのです。

ただ、このサービスを企画した当の代表本人の頭の片隅には常にモヤがかかっていました。
『コンセプトは面白いけど果たして人は家電を動かすためにわざわざ音声を使って操作するのだろうか・・・』
『仮にこのような使い方が本質的でないとすれば、AIなどの先端技術を使ったスマート○○と呼ばれる製品やサービスはどのように在るべきなのだろう・・・』

今はAIなどの先端技術が当たり前に浸透してきているため答えに近づいている人も多くいらっしゃるかと思います。
ですが当時は何が答えかさっぱりわからなかったのです。

事業テーマを与えられた本人もどこを目指すべきかはっきりしませんでしたが、会社務めでミッションがある以上は自分の企画だけを片手に取りあえず一歩目を踏み出すしかなかったのです。

<次回につづく>

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